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こんにちは、りらくです!

円だけで資産を持つのは不安…

外貨に分散投資したいけど、FXや外貨預金はちょっと怖い…
そんなあなたに知ってほしいのが、外貨建てMMF(マネー・マーケット・ファンド)です。
実はこの商品、初心者でも比較的安心して始められる“堅実な外貨投資”の一つなんです。
この記事では、
- 外貨建てMMFとはどんな商品か
- 投資信託や外貨預金との違い
- メリット・デメリット
- 向いている人や始め方
…などを、わかりやすく丁寧に解説します!
目次
外貨建てMMFとは?基本のしくみをやさしく解説
◆ 外貨建てMMFとは?
外貨建てMMF(Money Market Fund)とは、外国の短期債券や預金を中心に運用する投資信託の一種です。
「MMF=マネー・マーケット・ファンド」とは、文字通り「短期金融市場(マネーマーケット)」で資金を運用するファンドです。
これを米ドルや豪ドルなどの「外貨建て」で運用するものが「外貨建てMMF」となります。
◆ どんな資産に投資しているの?
- アメリカやオーストラリアの国債
- 信用格付けの高い企業の社債
- 銀行などの短期預金
など、安全性が高く、短期間で満期を迎える商品が中心です。
◆ なぜ「初心者向け」と言われるの?
✅ 外貨預金やFXよりも低リスク
✅ 少額から始められる(1,000円程度〜)
✅ 手数料が安い
✅ 資金の出し入れがしやすい(高い流動性)
「円だけに偏らずに、ちょっと外貨に触れてみたい…」という方の最初の一歩に適した商品といえます。

外貨建てMMFは始めるハードルが低そうだね
外貨建てMMFと「投資信託」の違いを比較しよう
◆ 投資信託ってそもそも何?
投資信託(ファンド)とは、多くの投資家から集めたお金を、運用のプロ(ファンドマネージャー)が株式や債券に投資して運用する商品です。
◆ 外貨建てMMFとの違い
外貨建てMMFと投資信託の違いを表にまとめると以下のようになります。
比較項目 | 外貨建てMMF | 一般的な投資信託(株式型など) |
投資対象 | 外貨建て短期債券 | 株式・REIT・社債など |
通貨 | 米ドル・豪ドルなど | 主に円建て(一部ヘッジ付き) |
運用期間 | 短期(高流動性) | 中長期(数年単位) |
値動きの大きさ | 小さい | 比較的大きい |
リスク水準 | 低め | 中〜高め |
目的 | 安全資産運用 | 成長型資産形成 |
- 外貨建てMMFは「守り重視」:手堅く金利収入や為替差益を狙う
- 一般の投資信託は「攻め重視」:資産成長を狙う
👉 外貨建てMMFは、リスクを抑えつつ外貨に投資したい人向け。
👉 一般の投信はリスクを取って増やしたい人向けです。

分散投資先の候補になりそうだね
外貨建てMMFのメリット|なぜ選ばれているの?
✅ メリット①:外貨預金より手数料が安い
たとえば米ドルの為替スプレッド(両替時のコスト)は:
商品 | 為替手数料(片道) |
外貨預金(大手銀行) | 約1円 |
外貨建てMMF | 約0.25〜0.5円(証券会社による) |
👉 手数料だけで年利1〜2%分を消されることもある外貨預金と比べ、MMFの方が効率的な運用が可能です。
✅ メリット②:元本割れリスクが低い
FXや株式型投信と比べると、外貨建てMMFは価格変動が極めて小さいです。
理由は、投資先が短期債券や預金といった「価格がほとんど動かない資産」だからです。
📌 価格が毎日少しずつ動くけれど、暴落の心配は小さいのが特徴。
✅ メリット③:分配金(利息収入)がもらえる
たとえば米ドル建てMMFなら、米国の政策金利に応じて年2〜5%程度の金利収入を得られることもあります(為替レートとは別の収益源)。
これが「利息のような収入」で、分配金として定期的に受け取るか再投資されます。
✅ メリット④:いつでも引き出せる(高い流動性)
定期外貨預金では満期までお金を動かせませんが、MMFはいつでも売却可能です。
「少し円高になったから円に戻そう」「急な出費があるから解約したい」
➡ そんなときも柔軟に対応できるのが魅力です。

絶対に保証がされているという訳ではなさそうだけど、安定性は高そうだね
注意点・デメリットも理解しよう
⚠️ デメリット①:元本保証ではない
運用商品なので、預金のように「100%戻ってくる」保証はありません。
とはいえ、リスクの高い株式型投資信託と比べれば大きな損失の可能性はかなり低いです。
⚠️ デメリット②:為替リスクがある
外貨建てで運用しているため、円高になると評価額が減る(=損失になる)可能性があります。
たとえば…
- 1ドル=150円で投資 → 円に戻すときに1ドル=140円になっていたら、10円分の損
- 逆に円安(例:160円)なら為替差益が出る
👉 「為替差損益+分配金」のトータルで利益が出るかを判断しましょう。

外貨なので、為替の影響は避けられないね
外貨預金・FX・投資信託との違いを比較しよう
「外貨で資産運用したい」と思ったとき、よく比較されるのが以下の3つです:
- 外貨建てMMF
- 外貨預金
- FX(外国為替証拠金取引)
- 一般的な投資信託(円建て・為替ヘッジ型など)
それぞれの特徴を整理した比較表がこちらです:
比較項目 | 外貨建てMMF | 外貨預金 | FX | 一般的な投資信託 |
投資対象 | 短期債券・預金 | 外貨の預金 | 通貨ペア | 株・債券など |
元本保証 | なし(リスク低) | なし | なし(ハイリスク) | なし(商品による) |
為替リスク | あり | あり | あり(大) | 商品により異なる |
収益の柱 | 分配金+為替差益 | 金利+為替差益 | 為替差益+スワップ | 値上がり益+分配金 |
手数料 | 為替スプレッド少 | 為替手数料高め | スプレッド小 | 信託報酬あり |
レバレッジ | なし | なし | 最大25倍 | なし |
取引方法 | 証券会社で購入 | 銀行で預け入れ | FX会社で取引 | 証券会社で購入 |
難易度 | 低〜中 | 低 | 高 | 中〜高 |
◆ なぜ外貨建てMMFが優れているの?
- FXほどリスクは高くない
- 外貨預金より手数料が安く、運用効率が高い
- 価格の変動幅が小さいため、初心者でも安心して始めやすい
つまり、「外貨に分散したいけど、できるだけローリスクで」という人にとって、外貨建てMMFはちょうどいいバランスの投資商品といえます。

リスクが低いなら、初心者でも取り組みやすいね
外貨建てMMFが向いている人とは?
外貨建てMMFは万人向けではありませんが、以下に当てはまる人には特におすすめです。
✅ 1. 円だけで資産を持っていることに不安がある人
- 「今後の円安に備えたい」
- 「インフレで円の価値が下がるのが心配」
という人は、資産の一部を外貨に変えることでリスクヘッジになります。
✅ 2. 外貨預金の手数料がもったいないと感じている人
- 「せっかく利息が高くても、両替手数料で帳消しになる…」
MMFは外貨預金に比べてスプレッドが圧倒的に小さく、実質利回りが高くなりやすいです。
✅ 3. FXや株のような値動きの激しい投資が怖い人
- 「損するのが怖い」
- 「日々チャートを見るのはストレスになる」
外貨建てMMFは、比較的価格変動が緩やかでメンタル負担が少ないのが特徴。
「投資=ギャンブル」というイメージを払拭してくれる存在です。
✅ 4. 少額から外貨投資を始めてみたい人
- 初期投資額は1,000円程度〜でOK
- 証券口座を作ればすぐ買える
初心者の「最初の一歩」にちょうどいい商品です。

もちろん既に他の投資信託などをやっていて、外貨建てMMFの必要性を感じないならば、始めなくて良いと思うよ!
外貨建てMMFの始め方ガイド
「やってみたいけど、どう始めればいいの?」という方のために、外貨建てMMFの始め方を3ステップで解説します。
◆ ステップ①:証券口座を開設する
外貨建てMMFは銀行では買えません。
楽天証券・SBI証券・マネックス証券などのネット証券での取り扱いになります。
✅ すでに口座を持っていればそのままOK
✅ まだの人は、無料で10分ほどで開設できます
◆ ステップ②:通貨を選ぶ(おすすめは米ドル)
主な通貨の選択肢:
- 米ドル(USD) → 安定性が高く、金利も高めで人気
- 豪ドル(AUD) → 比較的高金利。ただし変動もやや大きめ
- ユーロ(EUR) → 安定性は高いが金利は低め
👉 初心者は「米ドル建てMMF」からスタートするのがおすすめです。
◆ ステップ③:円を外貨に換えてMMFを購入
証券口座に円を入金 → 「MMF(米ドル建て)」を購入
このときに為替レート(スプレッド)が自動的に適用されます。
購入額は1,000円〜数万円の単位でもOK。
👉 余裕資金で、まずは少額から始めましょう。
💡 補足:売却も簡単。必要なときにすぐ円に戻せる!
- 外貨建てMMFはいつでも売却できます
- 売却時に為替差益 or 差損が発生します
- 売却益には特定口座(源泉徴収あり)も使えるので、税金面も安心です

どんな投資でも、基本的にネット証券を使う方が良いよ!
まとめ|「攻め」より「守り」の外貨投資をしたい人に最適
外貨建てMMFは、
✅ 外貨預金より手数料が安く
✅ FXよりはるかに低リスクで
✅ 一般の投資信託より値動きが小さい
という、「外貨を持ちたいけどリスクは取りすぎたくない」という方にピッタリの投資先です。
資産の一部を外貨に変えておくことで、円安対策・インフレ対策としても有効。
無理なく続けられる外貨投資を始めたいなら、まずは外貨建てMMFから検討してみてはいかがでしょうか?

投資先の1つとして検討してみてください
それでは、今回の内容は以上となります!
今回も読んでいただき、ありがとうございました!!
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