こんにちは!りらくです。
車の購入は、人生において非常に大きな買い物のひとつです。新車であれ中古車であれ、購入費用はもちろん、その後にかかる維持費や税金、保険、さらには買い替え時の価値(リセールバリュー)まで、トータルで考えなければなりません。

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便利だから車は必須
このような理由は大切ですが、お金の面をしっかり理解しないと、思わぬ負担や後悔に繋がることも多いです。本記事では、車購入に関わるお金のポイントを詳細に解説。数字や実例を交えながら、あなたの車選びの参考になれば幸いです。
目次
車購入にかかる費用の全体像
車本体の購入費用
まず最初に考えるのが「車本体の価格」です。車種やグレード、新車か中古車かで大きく異なります。
- 新車の平均価格
国産の小型車(例:トヨタ ヤリス、ホンダ フィットなど)は約150〜200万円が相場。SUVやミニバンは200〜400万円台まで幅広い。 - 中古車の価格相場
年式や走行距離により変動しますが、3〜5年落ちの人気車種は新車価格の50〜70%程度で取引されることが多いです。
例:新車200万円の車は3年後に100〜130万円で売れる可能性がある反面、購入後すぐに価格が下落することを理解しましょう。
登録諸費用
車を購入するときは、車体価格以外に様々な手数料や税金がかかります。
環境性能割
車の燃費性能に応じて税率が変わります。税率は「非課税・1%・2%・3%」の4段階あり、燃費が良い車ほど税金が安くなります。
エコカー減税対象車の場合、一定期間非課税になることもあります。最新の税率や適用条件は都度確認が必要です。
重量税
車の重さに応じて課税される税金です。新車購入時には3年分をまとめて支払うのが一般的ですが、中古車の場合は次回車検までの期間分を支払います。
また、車検時にも同様に重量税が発生します。
自賠責保険料
法律で加入が義務付けられている強制保険です。初回登録時には、新車の場合37ヶ月分の保険料を支払うのが一般的です。
車検の際には24ヶ月分(もしくは12ヶ月分)を更新します。
登録手数料・印紙代
車の登録に必要な費用で、車庫証明取得費用も含まれることが多いです。
ディーラーに代行を依頼する場合、代行手数料が別途かかることもあります。
これらを合わせると、新車の場合は約10〜20万円程度が追加費用として必要です。ただし、車種や登録地によって異なるため、あらかじめ確認しておきましょう。

車自体の価格だけでなく、こういった費用も購入時には必要だね
維持費
車は購入して終わりではありません。毎年、そして車検ごとに以下のような継続的な費用が発生します。
自動車税
排気量や車種によって異なります。2021年の税制改正以降、燃費基準に応じたグリーン化特例(エコカー減税)が適用される場合があります。
- 軽自動車:年間1万800円
- 普通車(例):
- 1.0L未満:2万5,000円
- 1.0L〜1.5L未満:3万500円
- 1.5L〜2.0L未満:3万6,000円
任意保険料
年齢や補償内容により幅があり、30代の一般的な保険料は年間5〜10万円程度。初心者や20代は10〜20万円程度になることもあります。
燃料費
平均的な年間走行距離は約1万km。燃費が15km/Lの車であれば約660Lのガソリン消費。ガソリン単価を150円とすると約10万円ですが、燃費が悪い車や燃料価格の変動により増減します。
駐車場代
都市部では月1万円〜3万円、年間にすると12〜36万円がかかることもあります。東京23区の中心部では月5万円以上になる場合も。
車検・整備費用
2年に1回の車検費用は約7〜15万円。新車の初回車検は3年後に行われる点も考慮。 オイル交換やタイヤ交換も必要で、年間に換算すると約5万円程度かかることが多い。

購入した後にも維持費が必要なことは認識しておかないといけないね
新車購入のメリット・デメリットを深掘り
メリット
- 最新の安全装備や環境性能を搭載: 自動ブレーキやレーンキープアシスト、衝突回避システムなどの最新機能が装備されており、事故リスクの低減に貢献。また、燃費性能の向上も期待できるため、長期的な燃料費の節約にもつながる。
- メーカー保証の適用: 初期故障に対して3〜5年の保証が付くため、修理費用のリスクが低い。さらに、メーカー保証が終了しても延長保証やメンテナンスパックの加入が可能。
- 清潔感と快適性: 新車特有の内装の綺麗さや、新車の香りも魅力の一つ。さらに、シートのへたりや内装の傷もないため、快適な乗り心地が期待できる。
デメリット
- 初期価値の下落: 購入後1年で20〜30%、3年で40〜50%の価値減少が見込まれる。特に新型モデルが発売されると旧モデルの価値が急激に下がる傾向がある。
- 価格が高い: 100万円〜300万円以上と幅広いが、同じ予算で中古車を選べば、より高級な車種やグレードが購入できる場合も。高級車や輸入車は初期費用がさらに高額になる。
- 維持費の増加: 自動車税や任意保険料は新車登録から数年間は割高になることが多い。さらに、ローンの金利負担があるため、支払い総額が増加するリスクも考慮が必要。
中古車購入のメリット・デメリットを掘り下げ
メリット
- 価格が安い: 新車に比べて購入価格が大幅に安く、状態の良い3年落ち中古車であれば、50〜70%オフで購入可能。特に軽自動車や大衆車は値崩れしやすい。
- 車検が残っている車はすぐに乗れる: 車検が1〜2年残っている中古車であれば、購入後すぐに車検費用を支払う必要がなく、その分の負担が軽減される。
- 同じ予算ならより高級車や上級グレードが狙える: 例えば、新車で300万円の予算がある場合、3年落ちの中古車なら500万円クラスの高級車やフルオプション装備の車が購入できる可能性がある。
デメリット
- 故障リスクが高まる: 年式が古い車や走行距離が多い車は故障リスクが高まる。保証期間が短い、または保証なしの場合は修理費用が自己負担になる可能性もある。
- 修復歴、走行距離、整備履歴をチェックしないとトラブルの原因に: 修復歴がある車は事故の影響で車体の歪みや機械部品の劣化が進んでいる可能性があるため、購入前のチェックが重要。
- 燃費性能や安全装備が新車に比べて劣る場合もある: 例えば、新車には標準装備されている衝突軽減ブレーキやレーンアシストが、中古車には搭載されていない場合がある。また、燃費性能も最新モデルと比較して劣ることが多い。

新車と中古車のどちらが良いのかは検討した方が良いね!
ローン購入・現金購入・リースの比較と詳細
車の購入方法は、大きく分けて「現金一括購入」「ローン購入」「リース」の3つがあります。
それぞれの方法にはメリット・デメリットがあり、支払い総額や資産の所有権、維持費の計画にも大きく影響します。
この3つの購入方法を具体例を交えながら詳しく比較していきましょう。
現金一括購入
- メリット: 金利負担がなく、支払い総額が最も安い。購入時に交渉しやすい。
- デメリット: 手元資金が大きく減り、資金繰りが厳しくなるリスクがある。
- キャッシュフロー管理の重要性: 購入後に生活費や突発的な出費に対応できるかも考慮する必要がある。
ローン購入
- 例: 180万円の車を5年ローン、年利3%、頭金30万円の場合:
- 月々の支払い:約27,000円
- 総返済額:約1,620,000円(元金180万円 + 金利約12万円)
- メリット: 手元資金を残せるため、生活に余裕を持たせられる。
- デメリット: 金利負担が発生し、総支払額が現金一括購入よりも高くなる。
リース(サブスクリプション)
- 費用: 月額1万円〜3万円程度。車検費用やメンテナンス費用込みのプランも多い。
- メリット: 初期費用が抑えられ、月額固定で支出が管理しやすい。新車に気軽に乗れる。
- デメリット: 返却時には車が自分の資産にならない。長期的には購入より割高になる場合がある。

自分の余裕資金を踏まえて購入方法は考える必要があるね
維持費の詳細内訳と節約テクニック
車を維持する上で発生する費用には、自動車税、保険料、燃料費、車検・整備費用、駐車場代などがあります。これらの費用は車種や走行距離、保険内容などによって大きく異なりますが、工夫次第で節約も可能です。以下で各項目の詳細と節約ポイントを解説します。
自動車税
排気量が大きいほど税額が高くなります。具体例として、
- 軽自動車:年間10,800円
- 1.5L未満:30,500円
- 2.0L未満:36,000円
- 2.0L以上:43,500円以上
エコカー減税が適用される車種であれば、初回登録から数年間は税額が軽減される可能性があります。エコカー減税の対象車を選ぶことで、年間数千円〜1万円程度の節約が期待できます。
保険料
保険料は等級制度が適用されるため、無事故であれば年々安くなります。
- 無事故割引の適用:最大で50%程度の割引が可能。
- ネット型保険:代理店型に比べて年間1〜2万円程度安くなることが多い。
さらに、補償内容の見直しや運転者年齢条件の設定を見直すことで、保険料の削減が可能です。
燃料費
年間1万km走行する車の例で計算すると、
- 燃費15km/Lの場合:消費燃料660L → 年間約10万円(150円/L換算)
- 燃費10km/Lの場合:消費燃料1000L → 年間約15万円
ハイブリッド車や電気自動車への乗り換えで燃料費を大幅に削減できます。また、エコドライブや適切なタイヤ空気圧の維持も燃費向上に効果的です。
車検・整備費用
車検は2年ごと(新車購入時は3年後)に実施され、平均的な費用は7〜15万円程度です。車検費用の内訳には、法定費用、整備費用、交換部品代が含まれます。
- 車検費用を抑えるポイント:複数の業者に見積もりを依頼し、比較検討する。
- オイル交換やバッテリー交換などの軽整備は自分で行うことで、年間1〜2万円程度の節約も可能です。
駐車場代
駐車場代は地域によって大きな差があります。
- 都市部:月額1〜3万円
- 郊外:月額5,000〜1万円
少し離れた場所の駐車場を利用することで、年間数万円の節約につながることもあります。また、空き駐車場のサブリースサービスを活用するのも一つの手です。

少しでもお得になるなら嬉しいね!
リセールバリューの実態と狙い方
リセールバリューとは、車を売却または下取りに出す際の市場価値のことです。新車の価値は購入直後から減少しますが、車種や装備、状態によって将来的な売却価格に差が出ます。購入時にはリセールバリューを考慮して車を選ぶことで、資産価値の損失を抑えることができます。
リセールバリューが高い車の特徴
- 人気ブランドの車種:トヨタ、ホンダ、スバルなどの国内メーカーはリセールバリューが高い。
- 燃費性能が良い車:燃費が良い車種は中古市場でも需要が高い。
- 需要が安定している車種:軽自動車やSUVは需要が安定しており、価格が下がりにくい。
- 特別仕様車や限定モデル:数量限定の特別仕様車は希少価値があり、高値で売却できることがある。
リセールバリューの具体例
- トヨタ プリウス(3年落ち):残存価値は約60%
- ホンダ フィット(3年落ち):残存価値は約55%
- スバル フォレスター(3年落ち):残存価値は約58%
- 輸入車 BMW 3シリーズ(3年落ち):残存価値は約40%以下になることが多い
リセールバリューを高めるコツ
- 定期メンテナンスを怠らず、整備記録を保管しておく。
- 人気色(白、黒、シルバー)を選ぶ。
- 事故歴や修復歴を避ける。
- 走行距離を抑え、年間1万km程度にとどめる。

リセールバリューの高い車なら、購入価格と売却価格の差が少なくなるから結果的にお得なるんだね!
値引き交渉と購入時期のコツ
車の購入時にはタイミングと交渉術が重要です。これらを上手く活用することで、数十万円単位のコスト削減が期待できます。
値引き交渉のタイミング
- 決算期(3月・9月):販売店は目標達成のため、特にこの時期は値引き幅が拡大する傾向があります。20万〜30万円の値引きが狙えるケースも。
- モデルチェンジ直前:新型車が発表されると、旧モデルの在庫処分が始まります。この時期に購入すると、割引率が高まる可能性が高いです。
購入時期の狙い目
- ボーナス時期(6月・12月):購入者が増える時期に合わせてキャンペーンを実施する店舗も多い。
- 年末年始:年間の売上目標達成を目指して大幅値引きが行われることもある。
値引き交渉のポイント
- ネット見積もり比較:複数の販売店から見積もりを取り、比較することで交渉力が増します。
- ローン契約を見込んで交渉:現金一括よりもローン契約の方が利益が出る場合があるため、ローン前提で交渉すると値引きが引き出しやすいことも。
下取り査定のポイント
- 複数業者に査定依頼:一括査定サイトを利用して複数の業者から見積もりを取る。
- 下取り額を高める準備:洗車や内装クリーニング、簡易修理を行って印象を良くしておく。

購入費用を少しでも抑えるために、チェックしておきたい内容だね
まとめ:車購入後も重要!資金計画と見直しポイント
車の購入は見た目や憧れだけでなく、費用の全体像を理解し、無理のない資金計画を立てることが何より重要です。新車・中古車、購入方法や維持費、リセールバリューなど多角的に比較検討してこそ、後悔しない満足できる車ライフが実現します。購入後は以下の点も計画し、定期的に見直していきましょう!
- ローン返済計画は生活費や貯蓄に影響するため無理のない金額設定が必要。
- 維持費が膨らむと生活が圧迫されるので定期的に支出を見直し。
- ライフスタイルの変化に合わせて車の買い替えも検討。
車の購入に当たっては以下の動画も参考になります。
出典:両学長 リベラルアーツ大学

車の購入時には無理な計画は立てないようにしよう!
それでは、今回の内容は以上となります!
今回も読んでいただき、ありがとうございました!!
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