こんにちは！りらくです。
投資に興味はあるけど、何から始めたらいいかわからない
そんな人におすすめなのが『株主優待投資』です。
株主優待というのは、企業が株を持っている人に「ありがとう！」の気持ちを込めてプレゼントをくれる仕組みのこと。例えば、おいしいお肉や食事券、買い物の割引券など、普段の生活で役立つものがもらえます。
お金の増え方だけを気にするのではなくて、こうした「お得」を楽しみながら投資を始められるのが魅力なんです。
この記事では、株主優待って何？という基本から、どんな銘柄を選べばいいか、どうやって始めればいいかまで、初心者でもわかるようにやさしく解説します！
目次
株主優待とは？〜株主優待投資の基本〜
株主優待（かぶぬしゆうたい）とは、企業が自社の株を一定数以上持っている株主に対して、感謝の気持ちを込めて提供する特典のことです。
どんなものがもらえるの？
- 自社製品やサービス（食品、飲料、化粧品など）
- 飲食店の割引券や無料券（ファーストフード、レストランなど）
- 買い物割引券やポイント（スーパーや通販など）
- カタログギフト（好きな商品を選べる）
- 旅行関連の優待（ホテル割引など）
株主優待の条件は？
多くの企業は「○○株以上を持っている株主」に対して優待を出します。
例えば、100株（1単元）以上保有で優待がもらえるケースが多いですが、中には1000株以上や数株単位で優待がもらえる企業もあります。
また、優待をもらうには「権利確定日」（優待の基準となる日）まで株を保有していることが必要です。
優待の価値はどれくらい？
優待の価値は数百円の食事券から、数万円相当のカタログギフトや自社製品まで幅広いです。
生活で使えるものが多いため、普段の支出を節約できる点が魅力的です。
なぜ企業は株主優待をするの？
- 株主に長く株を持ってもらうため
優待をもらうには一定期間株を保有する必要があるため、株の売買が安定しやすいです。 - 自社商品を知ってもらいファンを増やすため
株主優待をきっかけに商品を使ってもらい、評判が広がることもあります。 - 株主との関係を強めるため
投資家に親しみや安心感を与え、長期的な支援につなげます。
株主優待と配当の違い
株主優待は「物やサービスのプレゼント」ですが、配当は「現金での利益還元」です。
両方を受け取れる企業も多く、配当＋優待で投資の魅力が高まります。
配当金以外にも物やサービスがもらえるんだね！
株主優待のメリット・デメリット
株主優待を目的に投資することは、以下のメリット・デメリットが考えられます。
メリット
- 生活費の節約になる
食品や飲食店の優待券は、普段の買い物や外食で使えるので、実質的に生活費を抑えられます。 - 投資へのモチベーションが上がる
優待が届く楽しみがあるため、長期保有の励みになります。 - 配当と合わせて収益を得られる
配当金と優待を同時にもらえる企業も多く、トータルのリターンが高くなります。 - 銘柄選びが楽しい
自分の好きな商品やサービスがもらえる企業を探すのは楽しく、投資を身近に感じられます。 - 比較的少額から始められる
多くの優待は100株（数万円〜数十万円）から始められるので、投資初心者でも挑戦しやすいです。
デメリット
- 優待内容が変更・廃止されるリスク
業績悪化などで優待が減ったりなくなったりすることがあります。 - 株価下落リスクは避けられない
優待目当てで株を持っていても、株価が下がれば損をする可能性があります。 - 短期売買には向かない
優待は権利確定日に株を持っている必要があるため、すぐに売って利益を得る方法とは相性が悪いです。 - 売買手数料や税金のコスト
優待目当てで頻繁に売買すると手数料がかかり、利益を圧迫します。 - 優待の魅力度と株価が比例しない場合もある
優待が良くても株価が高く割高になっている銘柄もあるため、総合的に判断が必要です。
配当金と優待を同時にもらえるのは嬉しいね！
優待のもらい方「権利確定日」とは？
株主優待をもらうためには「権利確定日」を知っておくことが大切です。
権利確定日とは？
企業が「この日に株主名簿に載っている株主に優待や配当を出しますよ」と決めている日です。
この日に株を持っている株主が優待を受け取ることができます。
権利確定日のポイント
- 権利付き最終日：この日までに株を持っていれば優待がもらえる日。
- 権利落ち日：権利付き最終日の翌営業日。優待分の価値が株価から差し引かれるため、株価が下がることが多い日です。
具体例
例えば、権利確定日が3月31日なら：
- 3月29日までに株を買って持っていれば優待をもらえる（3月29日が権利付き最終日）
- 3月30日が権利落ち日で株価は優待分だけ下がる傾向にある
- 3月31日に株主名簿へ掲載される株主の確定される
欲しい銘柄があるならば、権利付き最終日までに購入する必要があるということだね
株主優待銘柄の探し方
1. 証券会社の優待検索ツールを使う
楽天証券やSBI証券など多くのネット証券には、優待銘柄を探す検索機能があります。
優待の種類や株価、権利確定月など条件を絞って調べられます。
2. 優待情報サイトやランキングを活用する
「株主優待.jp」や「優待で得する株式投資」など、優待専門サイトやブログを参考に最新情報をチェックしましょう。
3. 自分の生活に合った優待を選ぶ
食べ物や飲食店の優待、買い物割引券、カタログギフトなど、自分が使いやすい優待を選ぶと生活がよりお得になります。
4. 配当利回りや企業の業績も確認
優待だけでなく配当もある銘柄がおすすめ。
業績が安定している会社を選ぶことで、優待廃止のリスクを減らせます。
5. 株価の割安さも判断基準に
優待が良くても株価が割高なら注意。PERやPBRといった指標をチェック
銘柄の選び方は高配当株投資と似ているところもあるね！
高配当株投資については、以下記事でも紹介しています。
5. 具体的なおすすめ銘柄例（2025年現在）
※銘柄は時期や市場環境で変わるため、購入前に最新情報を必ず確認してください。
代表的な優待銘柄
| 銘柄名 | コード | 優待内容 | 権利確定月 | 株価目安（100株） | 配当利回り |
| オリックス | 8591 | カタログギフト（お米、飲料など） | 3月,9月 | 約13万円 | 約4% |
| イオン | 8267 | 買い物割引カード（3〜7%割引） | 2月,8月 | 約20万円 | 約2% |
| 日本マクドナルド | 2702 | 食事券（バーガーなど） | 6月,12月 | 約25万円 | 約1.5% |
| 吉野家ホールディングス | 9861 | 食事券（牛丼等） | 2月,8月 | 約20万円 | 約2.5% |
| コカ・コーラボトラーズジャパン | 2579 | 自社飲料セット | 12月 | 約10万円 | 約1% |
色々と良さそうな銘柄を探してみよう！
優待の節税効果と売買のコツ
優待の節税効果について詳しく
株主優待は「現物の品物やサービス」として受け取るため、受け取った時点では所得税や住民税の課税対象にはなりません。
つまり、優待をもらったからといって、その価値に対して税金がかかることは基本的にありません。これは「節税効果」として見られるポイントです。
ただし、注意したいのは以下の点です。
- 優待をもらうために売買を繰り返すと売却益に税金がかかる
株を売って利益が出た場合、その利益（譲渡益）には約20％（所得税＋住民税）の税金がかかります。
優待目的で頻繁に売買する「優待クロス取引」などは専門的なテクニックであり、初心者にはリスクもあります。 - 配当金には税金がかかる
配当金は利益の一部として受け取るため、20.315％の税金がかかります（源泉徴収）。配当＋優待のトータルリターンで考えましょう。 - 売却時の損益通算や繰越控除を活用する
損失が出た場合は、ほかの株の利益と相殺できる「損益通算」や、翌年以降に繰り越して控除できる「繰越控除」などの税制メリットを活用しましょう。
売買のコツについて詳しく
株主優待を上手に活用するには、売買のタイミングや方法も大事です。
- 権利付き最終日のタイミングをしっかり押さえる
優待を受け取るには、この日までに株を購入して保有している必要があります。
権利付き最終日の直前は株価が上がることもあるので、買うタイミングをよく見極めましょう。 - 権利落ち日は株価が下がりやすい
優待権利がなくなるため、理論上は株価が優待分だけ下がります。
すぐに売る必要がなければ、慌てず様子を見るのが賢明です。 - 長期保有がおすすめ
優待も配当も安定して受け取りやすく、売買手数料も節約できるため、初心者は長期保有が基本です。 - 売買コストを抑える
手数料や税金の影響で利益が減るため、売買は計画的に行いましょう。ネット証券の低手数料プランを利用するのがおすすめです。 - 優待廃止リスクに備える
企業の業績悪化や経営方針の変更で優待がなくなることもあります。定期的に情報をチェックし、リスク分散も意識しましょう。
優待はなくなることもあるから、それも踏まえておく必要があるね
まとめ：株主優待投資でお得な投資デビューを！
株主優待投資は、生活で使える「お得」を受け取りながら、少額から投資を学べる初心者に最適な方法です。
権利確定日を理解し、自分に合った優待銘柄を選ぶことが成功のカギ。
配当も考慮しつつ、業績が安定した企業を選ぶと安心です。
まずはネット証券で口座を開き、少しずつ経験を積んでいきましょう！
楽しく投資しながら、生活もお得にする「株主優待投資」、ぜひ挑戦してみてくださいね。
お得な優待のある株に投資してみよう！
それでは、今回の内容は以上となります！
今回も読んでいただき、ありがとうございました！！
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