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こんにちは、りらくです!
毎月の固定費の中でも、ひときわ大きな割合を占めるのが「家賃」。
生活の質を保つために大切な支出ですが、もしこの家賃を毎月5,000円でも下げられたら――
年間で6万円、10年なら60万円の節約になります。

家賃って契約で決まってるし、下げるのは無理でしょ?
このように思っている人は多いはず。
実は、家賃を下げる方法は意外と多く存在します。しかも、交渉や物件選びの工夫次第で数万円の節約が可能です。
この記事では、
- 家賃を下げるための準備
- 実際の交渉テクニック
- 引っ越しによる家賃削減法
- 家賃以外の負担を減らす裏ワザ
を、実例とともに徹底的に解説します。
目次
家賃を下げる前に知っておきたい「3つの基本」
家賃を下げるには、ただ「安くしてほしい」と言うだけでは通りません。
情報・タイミング・相手の立場の3つを理解して動くことが大事です。
ここを押さえてから交渉や物件選びに進むと、成功率が格段に上がります。
① 相場を知ることが第一歩
家賃交渉の武器は「事実」と「数字」です。
「周辺の相場より高い」という事実があれば、交渉の説得力は一気に増します。
✅ 相場調査の手順
- SUUMO・HOME’S・アットホームなどで、自分の物件条件(駅・徒歩時間・築年数・間取り)を入力。
- 家賃の安い順に並べ、同条件の物件の家賃を5件ほどピックアップ。
- 平均を出し、自分の家賃と比較。
例えば、
- 自分の家賃:9.2万円
- 周辺相場:8.4〜8.8万円
→ 差額は0.4〜0.8万円(年間4.8〜9.6万円)
この差額を「根拠」として交渉します。
✅ 注意点
新築やリフォーム済み物件と比べると「条件が違う」と言われてしまうので、築年数・設備レベル・階数までできるだけ揃えて比較しましょう。
② 大家さんの事情を理解する
交渉相手は管理会社か大家さんです。
このとき重要なのが、相手にとってのメリットを提示することです。
大家さんの視点では、
- 空室期間が長いと、その分の家賃が丸々ゼロになる
- 入居者が長く住めば、広告費や原状回復費も抑えられる
- 家賃を少し下げても、安定した収入が見込める方が安心
という心理があります。
たとえば家賃8万円の物件が1カ月空くと、大家さんの損失は8万円です。
もし「5,000円下げても住み続けます」と言えば、年間6万円減でも空室リスクを防げるので、結果的に大家さんにとっても損ではありません。
③ タイミングが成功率を左右する
家賃交渉の成否はタイミングで決まるといっても過言ではありません。
- 契約更新時(2年ごと)
契約見直しの時期なので話を切り出しやすい。
更新案内が届いたらすぐに交渉開始がベスト。 - 閑散期(4〜8月・11〜12月)
この時期は引っ越す人が少なく、空室を埋めたい物件が多い。
入居前交渉にも有利。 - 長期空室中の物件
募集から1カ月以上経っている場合、値下げに応じてもらえる可能性大。
避けたい時期
1〜3月の繁忙期は、家賃交渉がほぼ通らない。競争率が高く「値下げしなくても埋まる」ため。

家賃の値下げ交渉には情報収集とタイミングが基本なんだね!
家賃を下げるための交渉術【現住編】
すでに住んでいる部屋で家賃を下げるには、更新時の交渉が王道です。
ただし、直接「安くしてください」とだけ言うのは失敗のもと。
ポイントは「根拠」「態度」「代替案」です。
① 契約更新時の交渉
✅ 事前準備
- 周辺相場調査(必須)
- 同じマンション内の募集価格確認
- 管理会社担当者の連絡先確認
✅ 交渉フレーズ例
「長く住みたいと思っていますが、周辺相場より家賃が高いため検討しています。
近隣物件が8.5万円前後なので、同額にしていただけると助かります。」
✅ 注意点
- 強気すぎると関係が悪化する
- 家賃減額が無理なら更新料減額などの条件変更も視野に
② 家賃以外の負担を減らす交渉
家賃が下げられない場合、次の費用削減を狙います。
- 共益費・管理費(月数千円でも年間だと大きい)
- 更新料(家賃1カ月分→半額や免除)
- 駐車場代(近隣相場を根拠に)
- 設備追加(エアコン交換・無料Wi-Fi導入)
③ 長期入居を条件にする
大家さんは入居者の入れ替わりコストを嫌います。
「あと3年以上住む」と伝えることで、家賃を下げても安定収入が得られると判断されやすくなります。

相手との落としどころを考えて交渉しよう
引っ越しで家賃を下げる方法【新居編】
引っ越しは一見コストがかかりますが、長期的には大幅な節約になる場合があります。
① エリアを少し外す
人気エリアは家賃が高止まりしているため、1〜2駅離れたエリアを狙うと一気に安くなります。
例:
- ○○駅(都心直結):家賃9万円
- ○○駅から2駅先:家賃7.8万円(同条件)
年間1.44万円節約 × 10年 = 144万円差
② 間取りや築年数を緩める
築浅や最新設備にこだわると高くなりますが、築15〜20年でもリフォーム済み物件なら室内は新品同様。
外観より室内を重視すれば選択肢が広がります。
③ 家賃相場の安い時期を狙う
繁忙期と閑散期で、同じ物件でも数千〜1万円の差が出ることがあります。
特に5〜7月は交渉しやすく、フリーレント(家賃無料期間)もつくことが多いです。

家賃交渉が上手くいかなくても、安い物件に引っ越せばトータルではお得になるかもね!
家賃以外で実質的に負担を減らす方法
家賃そのものを下げるのが理想ですが、交渉が通らないケースもあります。
そんなときは、「家賃以外の固定費」を減らすことで、実質的に家計負担を下げる戦略が有効です。
以下は特に効果が高く、すぐ実行できる方法です。
① 管理費・共益費込み物件を選ぶ
物件によっては「家賃は安いが、管理費が高い」というパターンがあります。
例:
- 物件A:家賃6.8万円+管理費5,000円=7.3万円
- 物件B:家賃7万円(管理費込み)
一見家賃の安いAですが、総額ではBの方が安い。
✅ ポイント
物件検索サイトでは、家賃だけでなく「総額(家賃+管理費)」で比較する習慣をつけましょう。
② インターネット無料物件に住む
インターネット代は月4,000〜5,000円かかることが多く、年間48,000〜60,000円の負担になります。
最近は「インターネット無料物件」が増えているため、家賃が同じでも実質負担は大きく変わります。
例:
- ネット有料物件:家賃7.5万円+ネット4,000円=7.9万円
- ネット無料物件:家賃7.7万円(ネット込み)=7.7万円
見かけの家賃は高くても、実質的には安くなるケースがあります。
③ 火災保険の見直し
賃貸契約時に火災保険への加入が必要ですが、管理会社指定の保険は割高なことがあります。
- 管理会社指定:2年で20,000円
- 自分で選択:2年で12,000円
差額は2年で8,000円、10年で40,000円。
管理会社に確認し、他社契約が可能なら比較するのが得策です。
④ 保証会社の更新料を見直す
家賃保証会社は、契約時だけでなく毎年更新料(家賃の10〜20%程度)がかかる場合があります。
家賃8万円の場合、年間8,000〜16,000円の負担。
更新料の安い保証会社への切り替えが可能か、管理会社に確認してみましょう。
⑤ 駐車場代の見直し
駐車場を契約している場合、近隣の相場より高ければ交渉の余地があります。
「近くに月8,000円の駐車場があるが、現在は1万円払っている」場合、差額の2,000円を減額してもらえる可能性があります。
⑥ 設備改善を条件にする
家賃は下がらなくても、設備改善で生活コストが下がる場合があります。
- 古いエアコンを省エネタイプに交換 → 電気代削減
- 照明をLEDに交換 → 長期的に電気代節約
- 浴室乾燥機や食洗機の導入 → 時間の節約にもつながる
これらは家賃交渉の代替案として有効です。

家賃以外にも交渉できることはありそうだね!
家賃交渉を成功させるコツ
家賃交渉は、準備や話し方で成功率が大きく変わります。
ここでは「絶対押さえておきたい3つのコツ」と「失敗しやすいNG行動」を紹介します。
① 根拠を必ず示す
「高いから安くしてほしい」だけでは通りません。
相場データ・募集広告・同マンション内の空室情報など、第三者が見ても納得できる資料を用意します。
例
「同じマンションの302号室が家賃8.5万円で募集されているため、現在の8.8万円から同額にしていただけると助かります。」
② 感情的にならず、あくまでお願いベースで
管理会社や大家さんとの関係は長く続きます。
強い口調やクレームのような言い方は逆効果。
「長く住みたい」「お互いにメリットがある」ことを伝えるのが効果的です。
③ 代替案を用意する
家賃が下げられない場合に備えて、以下のようなセカンドプランを用意しておきます。
- 更新料の減額
- 駐車場代の減額
- 家賃据え置き+設備改善
- フリーレント1カ月
これにより「交渉ゼロで終わる」ことを防げます。
✅ 失敗しやすいNG行動
- 突然電話してその場で交渉(準備不足は即失敗)
- 繁忙期に交渉(1〜3月は値下げしなくても入居者が来る)
- 相場調査が甘い(条件が異なる物件を比較してしまう)
✅ 成功確率を上げるための流れ
- 相場調査(同条件5件以上)
- 更新1〜2カ月前に交渉開始
- 根拠+お願いベースで提示
- 家賃減額が無理なら代替案提案
- 文書やメールでも残す(証拠・確認用)

上の流れを参考に、まずは近隣の相場を調べてみよう!
家賃交渉のメールテンプレート&会話例
家賃交渉は、口頭よりもメールや文書でやり取りしたほうが記録が残り、話がスムーズです。
また、管理会社や大家さんは複数の物件を抱えているため、文書のほうが情報を正確に伝えられます。
契約更新時の家賃減額交渉メール例
件名:家賃のご相談(○○マンション○号室/○○ 太郎)
○○不動産株式会社
○○様
お世話になっております。○○マンション○号室に居住しております○○太郎です。
先日、契約更新のご案内をいただきましたが、
家賃について一度ご相談させていただければと思い、ご連絡いたしました。
周辺の同条件物件を調べたところ、
同じエリア・築年数・間取りで8.5万円前後で募集されている物件が多く、
現在の家賃(8.8万円)と比較するとやや高い状況でした。
今後も長く住み続けたいと思っておりますが、
もし可能であれば家賃を8.5万円に調整いただけないでしょうか。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
家賃以外の費用減額交渉メール例(家賃減額が難しい場合)
○○不動産株式会社
○○様
いつもお世話になっております。○○マンション○号室の○○太郎です。
先日は家賃に関するご相談をさせていただきましたが、
減額が難しいとのことで承知いたしました。
代わりに、更新料または駐車場代の減額について
ご検討いただくことは可能でしょうか。
長期的に住む意思はございますので、
双方にとって良い形で契約を継続できればと思っております。
ご検討のほど、よろしくお願いいたします。
管理会社への電話・対面会話例
交渉開始の切り出し方
「契約更新の案内をいただきましたが、家賃について一度ご相談させていただけますか?」
根拠を添える
「同じエリアで築年数・間取りが近い物件が、今は8.5万円前後で募集されていまして…
現在の家賃8.8万円との差額を少し調整いただけないかなと思いまして。」
譲歩案を出す
「もし家賃の調整が難しければ、更新料や駐車場代についてご相談できればと思います。」
交渉を有利にするちょっとしたテクニック
- メールは平日午前に送る
先方の業務開始直後のほうが対応されやすい - 期限を設定する
「○日までにお返事いただけると助かります」と伝えると放置されにくい - 長期入居意思を強調
「今後も3年以上住む予定です」と言うと安定収入を確保できるメリットを感じてもらえる

これらのテンプレートなどを参考に、家賃の値下げ交渉をやってみよう!
まとめ
家賃は「固定費だから変えられない」と思い込む人が多いですが、
実際は交渉・タイミング・物件選び次第で、年間数万円〜数十万円の節約が可能です。
毎月の家賃を下げることは、節約効果が積み重なって大きな資産形成につながります。
今日からでも、まずは「相場を調べる」ことから始めてみましょう。
家賃交渉は、根拠+丁寧な言葉+代替案が三本柱。
文章テンプレートを使えば、初めてでも迷わず動けると思いますので、是非取り組んでみてください。

家賃を抑えて、大きく節約しましょう!
それでは、今回の内容は以上となります!
今回も読んでいただき、ありがとうございました!!
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