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こんにちは、りらくです!
マイホームの購入を考えるとき、多くの人が最初に悩むのが住宅ローンの金利タイプ。

固定金利と変動金利、どっちが得なんだろう…?

間違った選択をしたら、何百万円も損するかも…
そんな不安、ありますよね。
特に今は歴史的な低金利が続いていて、「変動金利がお得!」という意見も多いですが、果たして将来もずっと低金利が続くとは限りません。
金利は将来どうなるかわからない。
だからこそ、「安心して返済を続けられるかどうか?」という視点がとても大切です。
今回は、初心者の方にもわかりやすく、
- 固定金利と変動金利の違い
- それぞれのメリット・デメリット
- 将来の金利変動による影響
- 実際のシミュレーション
- あなたに合った選び方の基準
まで、徹底的に解説していきます!
目次
まずは基本!固定金利と変動金利の違いとは?
住宅ローンの金利タイプには、大きく分けて以下の3つがあります。
- 固定金利型
- 変動金利型
- 固定期間選択型(一定期間だけ固定)
ここではわかりやすく、固定金利 vs 変動金利の2つに絞ってお話しします。
◆ 固定金利とは?
借入時に決まった金利が、返済期間中ずっと変わらないタイプ。
例:35年ローンで1.3%の固定金利 → 最後までずっと1.3%
【特徴】
- 月々の返済額が常に一定で、家計管理しやすい
- 金利が将来上がっても影響なし
- その分、最初の金利はやや高め
◆ 変動金利とは?
半年ごとに金利の見直しがある「金利変動型」のローン。
例:借入時は0.5% → 将来2%、3%になる可能性もあり
【特徴】
- 初期金利が低く、スタート時の返済額が少ない
- 金利が下がれば返済額も減る
- ただし、金利が上がると家計への影響大

今は金利も低いし、変動金利の方が良いのかな?
金利は誰にも予測できない。だから固定金利は“安心”をくれる
まず最初に覚えておいてほしいのが、
将来の金利は誰にも読めないということ。
SNSやニュースでは「金利はしばらく上がらないよ」といった意見も多く見かけますが、それはあくまで“予測”にすぎません。
◆ なぜ金利は上がるかもしれないの?
金利は、さまざまな要因で変動します。たとえば…
- インフレ(物価の上昇)
→ インフレを抑えるために、日銀が政策金利を引き上げる可能性あり。 - 経済成長の加速
→ 景気が良くなれば金利も徐々に上がっていく傾向に。 - 海外の金利上昇(アメリカなど)
→ 日本も影響を受けて金利を見直すことに。 - 日銀の金融緩和政策の転換
→ 現在の“超低金利政策”が終わる可能性もある。
こういったことが重なると、今の0.5%前後の変動金利が、1〜2%台に上がってくる可能性は“十分にある”んです。
そしてこのリスクは、どんな住宅ローン利用者にも平等に降りかかります。
◆ 金利が上がると、何が困るの?
答えはシンプル。
返済額が増えるから。
しかもローンの多くは30年〜35年と長期にわたりますから、10年後・20年後の金利がどうなっているかなんて、誰にもわかりません。
つまり、「変動金利は安いからお得!」という考え方は、
“金利が上がらない”という不確実な前提のもとに成り立っているわけです。

金利は誰にも予測できないから、変動金利の住宅ローンだと将来の返済額を正確に読むことができないんだね。
固定金利の最大の強みは“返済計画の立てやすさ”
ここが、変動金利との最も大きな違いです。
固定金利は「将来の金利上昇リスクを回避できる」だけではありません。
ライフプラン全体の見通しを立てやすくなる
という点で、大きなメリットがあるんです。
◆ 家計にとって「予測できる」というのは強い
たとえば…
- お子さんが高校・大学に進学するとき
- マイカーの買い替え時期
- 介護や医療など、突発的な支出
- 老後の生活資金の確保
こうした“将来の支出イベント”が控えている家庭では、毎月の住宅ローン返済額がブレないことがとても重要。
固定金利を選んでおけば、
✅ 教育費とローン返済が重なっても慌てない
✅ 老後の支出計画も立てやすい
✅ 精神的な安心感が持てる
という形で、家計がとても安定します。
◆ 変動金利だと「いつ・いくら上がるかわからない」
これが一番怖いポイント。
実際には「5年ルール」「125%ルール」など、返済額の急上昇を防ぐ仕組みもありますが…
- 総返済額が増えるのは防げない
- 利息部分だけが先にどんどん膨らんでしまう
- 元本がなかなか減らず、返済が長引く
など、“じわじわ効いてくるダメージ”があるんです。

将来に必要なお金を考える上で、住宅ローンの返済額が明確になるというのは大事だね
変動金利のメリットと落とし穴も冷静にチェックしよう
もちろん、変動金利にも大きなメリットがあります。
特に、「短期間で返済する人」「家計に余裕がある人」には魅力的です。
✅ 変動金利のメリット
- 金利が圧倒的に低い(2025年時点では0.3〜0.6%前後が主流)
→ 月々の返済額がかなり抑えられる
→ 家計のキャッシュフローにゆとりができる - 金利が上がらなければ、総返済額が最も少ない
→ 固定金利との差額は数百万円にもなる可能性あり - 浮いたお金を投資や教育資金に回せる
→ 資産形成や自己投資に積極的な人には向いている
❌ 変動金利の注意点・落とし穴
- 将来の返済額が“確定していない”不安
→ 30〜35年後まで安心して返済できる保証はない - 金利上昇局面では“家計を圧迫”するリスク
→ 教育費や老後資金と時期が重なると非常に厳しい - 心理的なストレスが大きくなりやすい
→ 「金利上がったらどうしよう…」と不安を抱える期間が長い
🔸「変動金利で損をしたくない」なら、“準備”が必須
変動金利を選ぶなら、金利上昇に備えて…
- 返済期間を短めに設定する(10〜20年)
- 預貯金や資産運用で“備え”を持っておく
- 子育てや教育費と重なる時期を避ける
といった“守りの対策”が必要不可欠です。

仮に金利が上昇しても問題なく返済できるなら、変動金利も選択肢に入りそうだね
金利が上がったらどうなる?リアルなシミュレーションで検証!
ここからは、実際に金利が上がったとき、返済額がどれくらい増えるのか?をシミュレーションしてみましょう。
「変動金利のままでいいかな…」と思っていた人も、数字を見ると印象が変わるかもしれません。
◆ 前提条件
- 借入金額:3,000万円
- 返済期間:35年
- 返済方法:元利均等返済
🔹パターン1|金利がずっと0.5%(変動金利)
- 毎月返済額:約77,000円
- 総返済額:約3,230万円
→ これは「金利が一度も上がらない場合」。
実際、ずっとこの状態が続くかはわかりません。
🔹パターン2|金利が途中で3.0%に上昇(変動金利)
仮に10年後に3.0%まで金利が上昇したとすると…
- 毎月返済額:約109,000円(+32,000円)
- 年間返済額:約130万円
- 総返済額:約4,580万円
なんと総額で約1,350万円もの差が出る可能性があります。
🔸変動金利が“当初はお得”でも、
金利が上がれば固定金利より“高くつく”こともあるんです。
🔸こんな未来が現実になるかもしれない

金利が上がる頃って、たぶん子どもが高校か大学…

教育費と住宅ローンのWパンチで、生活が破綻しかけた…
こうした声は実際にたくさんあります。
金利上昇は、“ある日突然”ではなく、“じわじわ効いてくる”のが厄介なんです。
🔹「125%ルール」は安心材料ではない
「変動金利って“125%ルール”があるから大丈夫じゃないの?」
たしかに、これは以下のようなルールです:
◆ 125%ルールとは?
→ 返済額の増加は5年に1度、前回の返済額の1.25倍までしか増えない
でも実際は…
- 元本の返済が進まず、“利息だけ払う状態”になる
- それが続けば、返済期間が延びて総支払額も増加
という“見えにくい落とし穴”があるんです。

将来の金利が上がるかどうかも分からないけど、不確実のために将来に必要なお金を算出できないというのは事実だね
あなたに合うのはどっち?金利タイプ別・向いてる人チェックリスト
ここまでの話で、
「じゃあ結局、自分にはどっちが合ってるの?」
と思った方も多いと思います。
この章では、固定金利と変動金利、それぞれ向いている人の特徴を具体的にご紹介します。
🔸固定金利が向いている人
☑ 将来の支出予定がはっきりしている(教育・老後など)
☑ 毎月の支払いを一定にして家計を安定させたい
☑ 金利のニュースや相場の変動に一喜一憂したくない
☑ 返済期間が30年以上など長期で考えている
☑ 子育てや介護などでライフイベントが重なりそう
→ 安心と安定を最重視したい人は、固定金利がおすすめ。
月々の支払いが読めるから、将来の計画が立てやすくなります。
🔸変動金利が向いている人
☑ 借入額が少ない or 頭金がしっかりある
☑ 返済期間が短い(10〜15年以内)
☑ 共働きなどで家計に余裕がある
☑ 将来の金利上昇に備えて貯蓄・資産運用をしている
☑ 浮いたお金を投資や繰上げ返済に回せる
→ “今の低金利を最大限活かしたい人”に向いています。
ただし、金利が上がっても対応できる備えは必須です。

どちらが自分に合っているのか、じっくり考えてみよう!
まとめ|“得”ではなく“安心”で選ぼう
住宅ローン選びで「どっちが得?」と考える人が多いですが…
本当に大事なのは、
✅ 将来の家計が破綻しないか?
✅ 精神的に安心して暮らせるか?
という視点です。
金利は変動します。将来は誰にもわかりません。
だからこそ、
- 将来を見通して返済したい → 固定金利
- リスクをとってでも支払いを抑えたい → 変動金利
というように、“自分の家計の特性”に合った金利タイプを選ぶのが正解です。
「お得な方」で選ぶと、あとで「しまった」となることもあります。
ローンは何十年も続くもの。
だからこそ「得したかどうか」よりも「ストレスなく払えたかどうか」が、後悔しない選択のカギになるのではないでしょうか。
あなたとご家族の安心のために、納得できる選択をしてくださいね!

損得よりも、“家族の生活を守れるかどうか”で判断してみましょう!
それでは、今回の内容は以上となります!
今回も読んでいただき、ありがとうございました!!
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