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こんにちは、りらくです!

貯金するより投資を始めたほうがいいよね!
確かに、長期的に見れば投資によってお金を増やすことは可能です。
ですが、毎月の家計が赤字だったり、貯金がほとんどない状態で投資を始めてしまうと、思わぬ落とし穴にはまる危険性もあります。
この記事では、「貯蓄と投資のどちらを優先すべきか」について、初心者でもわかりやすく、段階的に解説していきます。
そもそも「貯蓄」と「投資」の役割の違いとは?
まずは、「貯蓄」と「投資」の本質的な違いをしっかり理解しておきましょう。
分類 | 貯蓄 | 投資 |
目的 | お金を守る・備える | お金を増やす・育てる |
主な手段 | 普通預金、定期預金、タンス預金など | 株式、投資信託、債券、NISA、iDeCoなど |
リスク | ほぼゼロ | 元本割れのリスクあり |
利回り | ほぼ0〜0.01%程度 | 年3〜7%を目指す商品が主流 |
必要な資質 | 家計管理力 | 長期的な視点とリスク許容度 |
簡単に言えば、「貯蓄は生活の土台」「投資は余裕資金で行う成長の手段」です。
貯蓄がない状態で投資を始めるというのは、家を建てるのに基礎工事をせずに屋根から作り始めるようなもの。
それだけリスクが高い行動なのです。

まずは貯金が大切なんだね!
「毎月黒字家計」が投資のスタートライン
あなたの家計、こんな状態ではありませんか?
- 給料日前になると口座残高がギリギリ
- 毎月クレジットカードの支払いで赤字
- 貯金がなく、何かあったら即ピンチ
- なのに「とりあえずNISAだけでも…」と投資に手を出している
こういった状態のまま投資を始めると、以下のような悪循環に陥ります。
✅ 投資資金を生活費から取り崩す
→ 投資額がブレて成果が出ない
✅ 相場が下がると精神的に不安定になり、損切りしてしまう
→ 本来は耐えるべき場面で損失を確定
✅ 投資では増やせず、結果的に借金やカードローンに頼ることに
→ 金利で家計を圧迫
だからこそ、「黒字家計」と「一定の貯蓄」が投資の前提条件なのです。

家計が厳しいと投資をする余裕がないよね
赤字家計のまま投資を始めるリスクとは?
「投資しなきゃ将来が不安…」という気持ちは分かります。
でも、貯蓄がないまま投資を始めると、思った以上に危険が潜んでいます。
リスク①|急な出費で投資資金を取り崩す
- 家電の故障
- 病気やケガ
- 冠婚葬祭
- 自動車の修理
これらは予測不可能な支出です。
現金が手元にないと、せっかくの投資信託や株式を「悪いタイミング」で売ることになってしまいます。
リスク②|長期運用ができない
投資は「時間を味方につけること」がカギです。
しかし資金に余裕がないと、相場が落ちたときに耐えることができず、早々に撤退してしまうことになります。
リスク③|精神的なストレスにさらされる
お金がないのに資産が減っていく画面を見続けるのは、相当なメンタルを消耗します。
「やっぱり投資は怖い」と感じ、損だけを抱えて撤退する人が後を絶ちません。

安定して長期間運用するためにも、家計の見直しは必須だね
まずは「貯蓄」を優先すべき3つの理由
貯蓄がないまま投資を始めると、思わぬ落とし穴にはまることがあります。ここでは、なぜまず貯蓄が必要なのかを、より具体的に3つの理由に分けて解説します。
理由①|生活防衛資金が“安心感”と“選択肢”を生む
✅ 生活防衛資金とは?
生活防衛資金とは、万が一収入がゼロになった場合にも、3〜6ヶ月ほど生活を維持できるだけの現金のことです。
たとえば、月の支出が25万円の家庭なら、最低でも75万〜150万円は確保しておくのが理想です。
✅ なぜこれが重要なのか?
- 急な病気やケガで働けなくなるかもしれない
- 家族の介護が必要になり、収入が減るかもしれない
- 会社の業績悪化で収入が減るかもしれない
そんなとき、「とりあえず半年はなんとかなる」という貯蓄があれば、慌てずに対応できます。
安心感があると、精神的にも余裕が生まれ、投資や仕事への判断力にも好影響を与えます。

生活防衛資金があれば、万が一の時にも慌てずに済むね!
理由②|「貯蓄体質」=「お金を増やす力」の基盤
いくら投資を始めても、元手となる資金がなければ、リターンもわずかです。
たとえば、年利5%で運用しても、元本が10万円と100万円では増え方に大きな差が出ます。
元本 | 年利5%の場合の1年後 |
10万円 | 10万5,000円(+5,000円) |
100万円 | 105万円(+5万円) |
また、貯蓄にはこんなメリットもあります:
- 支出をコントロールする意識が自然と身につく
- 節約や計画的支出の力が鍛えられる
- 投資で得た利益を浪費せず再投資できるようになる
つまり、貯蓄できる人は、投資も成功しやすいのです。

貯蓄の習慣ができれば、後々にも役立つね!
理由③|「投資は怖い」という感情から解放される
多くの人が「投資=怖い」と感じるのは、余裕資金でやっていないからです。
- 「このお金、来月の家賃に充てる予定だったのに…」
- 「下がったら生活費が足りなくなる…」
こうした不安を抱えている状態では、価格変動に過敏に反応してしまい、焦って売ってしまう=損失を出すという悪循環になります。
でも、「このお金は余裕資金だから、10年寝かせても大丈夫」と思えるなら、値下がりしても冷静に待てますよね?
貯蓄があることで、投資に対する心理的な耐性が高まるのです。

まずは小額から始めれば、恐さも薄れるよ!
黒字家計にするための実践ステップ
ここからは、実際に「投資ができる状態=黒字家計」にしていくためのステップを、より具体的に解説します。
どのステップもシンプルですが、確実に効果があります。
STEP1|毎月の収支を「見える化」する
まずは、現状を把握しなければ対策も打てません。
おすすめなのは家計簿アプリやエクセルを使った管理です。
● おすすめ家計簿アプリ:
- マネーフォワードME:自動連携で簡単記録
- Zaim:レシート撮影も可能
- LINE家計簿:シンプル操作で続けやすい
特に注目すべき支出は「食費」「日用品」「交際費」「娯楽費」などの変動費。
ここにムダが潜んでいるケースが多いです。
STEP2|固定費を徹底的に見直す
固定費は一度見直せば、ずっと支出が減り続ける“効果の大きい節約”です。
● 主な見直しポイント
- スマホ代:大手キャリア → 格安SIM(例:楽天モバイル、IIJmio)
- 保険料:不要な医療保険・学資保険は解約も検討
- サブスク:動画配信・音楽・漫画など、重複してないか確認
- 電気・ガス:自由化による乗り換えも視野に
たとえばスマホを月8,000円→1,000円にできれば、年間84,000円の節約です。
STEP3|「先取り貯蓄」を自動化する
先取り貯蓄とは、給料が入った時点で一定額を別口座に移しておく方法です。
「余ったら貯める」ではなく、「最初に取り分けておく」ことが重要です。
● 具体的なやり方
- 給与口座 → ネット銀行(楽天銀行・SBI新生銀行など)へ自動振替
- 金額の目安は月収の10〜20%(慣れないうちは5%でもOK)
- 絶対に手をつけない“貯蓄専用口座”を用意
手元にあるとつい使ってしまう…という方は、引き出しにくい口座を選ぶのも効果的です。
STEP4|「使い方の優先順位」を考える習慣を持つ
黒字化の鍵は、「お金をどう使うかを意識すること」です。
● 3つの分類で考える
- 消費:生活に必要な支出(家賃、食費など)
- 浪費:ムダ遣い(気分で買ったお菓子、使ってないサブスクなど)
- 投資:将来にプラスになる支出(自己投資、積立投資、資格取得など)
浪費をゼロにする必要はありませんが、「浪費を減らして投資に回す」意識が黒字家計をつくります。
STEP5|月に1回“家計見直しタイム”を設ける
毎月1回、「お金の振り返り時間」を設けましょう。
● チェックポイント:
- 今月の収支はプラスだったか?
- 予算オーバーした項目はどこ?
- 来月に向けて改善すべき支出は?
この習慣があるだけで、家計が“自然と整っていく”状態を作ることができます。
このように、家計を黒字にするステップは一見地味ですが、実は資産形成の最重要ポイントです。
ここがクリアできていれば、将来の投資もきっとスムーズに進められるようになります。
他にも節約に役立つ情報は以下の記事で紹介していますので、参考にしてみてください。
まとめ|“攻め”の前に“守り”を固めよう
「投資は早く始めたほうがいい」という言葉に惑わされがちですが、
土台ができていない状態での投資は、むしろ危険です。
本当に資産を増やしていきたいなら、
- 家計を黒字化し
- 生活防衛資金を確保し
- 余剰資金で長期運用
という3ステップを踏むことが成功の近道です。
生活防衛資金が貯まり、毎月黒字になったら投資はスタートしましょう!

貯蓄体質こそ、資産形成の第一歩です!
それでは、今回の内容は以上となります!
今回も読んでいただき、ありがとうございました!!
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