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こんにちは、りらくです。

株価が急落した!

日経平均が暴落!
このようなニュースを見て、不安になった経験はありませんか?
株式投資をしていると、どうしても避けられないのが「暴落」というイベントです。いくら優良企業に投資していても、経済の混乱や予期せぬ出来事が起これば、株価は大きく下がることがあります。
暴落はたしかに怖い。でも実は――
この「暴落」こそが、投資家にとっては“最大のチャンス”になることもあるのです。
今回は、
- なぜ暴落がチャンスといえるのか
- 暴落時にやるべきこと・やってはいけないこと
- 過去の暴落時の成功例や注意点
などを、初心者にもわかりやすく丁寧に解説していきます。
目次
そもそも「暴落」とは何か?
まずは基本から。「暴落」とはどういう現象なのか、整理しておきましょう。
◆ 株価が急激に下がる現象
「暴落」とは、株価が短期間で急激に下がることを指します。明確な定義はありませんが、一般的には日経平均やNYダウなどの指数が1日で5%以上下落したようなケースが該当します。
◆ 暴落の原因はいろいろ
株価が暴落する原因には、さまざまな要因があります。主なものを見てみましょう。
原因カテゴリ | 具体例 |
経済的要因 | リーマンショック(2008)、インフレの急加速、景気後退 |
社会的要因 | コロナショック(2020)、災害、戦争、テロ |
金融政策 | FRBなどの中央銀行による金利引き上げ、量的緩和の終了 |
投資家心理 | パニック売り、過剰反応、風説の流布 |
暴落の時は、こうした要因が複雑に絡み合い、多くの投資家が一斉に売り注文を出すことで下落が加速します。連鎖的に売りが売りを呼ぶ展開になることも。
◆ 投資家心理のワナ
人は損失に対して強い恐怖心を持ちます。たとえ優良な銘柄であっても、暴落が起きると「もっと下がったらどうしよう」「今売らなきゃ」と思ってしまうのが普通です。
でも、その恐怖こそが「割安で株を買える機会」を生んでいるのです。

需要と供給の関係から、多くの人が売ると株価が安くなるんだね
なぜ暴落がチャンスなのか?
ここでは、株価が暴落したときに「むしろチャンス」と言える理由を3つ紹介します。
理由1:優良株を割安で買える
株価が下がる=企業の価値が下がったとは限りません。暴落時は、投資家の恐怖や不安が原因で、企業本来の価値以上に売られてしまうことがよくあります。
これはいわば「バーゲンセール」です。
たとえば…
- トヨタのように安定した業績と財務体質を持つ企業
- 配当利回りが高く、長期的に見ても健全な企業
こうした銘柄が、暴落によって本来の価値よりも大幅に安く買えるようになることがあります。
「株価=企業の本質的価値」ではない、という視点がとても大切です。
理由2:将来のリターンが大きくなる
株式投資は、安く買って高く売ることで利益を得るのが基本です。暴落時は「安く買える」最大のチャンスなので、将来的に回復すれば、大きな利益を得られる可能性が高まります。
過去の事例を見ても、暴落直後に買った人が長期保有した場合、非常に高いリターンを得ているケースが多くあります。
例:
- リーマンショックで日経平均が7,000円台に暴落した時に投資した人は、その後の回復期で2倍〜3倍のリターンを実現
- コロナショックで株価が半減した後、数年で史上最高値を更新した企業も多数
一時の恐怖を乗り越えた人にこそ、恩恵があるのです。
理由3:積立投資にとって“お得な買い場”
NISAやiDeCoなど、毎月一定額を投資する「ドルコスト平均法」の戦略では、株価が下がったときに多くの口数を買えるのが特徴です。
つまり、暴落時こそ積立投資の“お得な買い場”。
毎月3万円ずつ投資しているとすると、
- 株価が高い月は少ない量しか買えない
- 株価が安い月はたくさんの量を買える
この仕組みによって、長期的には購入価格が平均化され、暴落時に買った分が将来のリターンを押し上げる効果があります。

本当に優良な企業なら、例え暴落しても将来的には株価が上がるので買うチャンスということだね
暴落時にやってはいけない行動
暴落をチャンスと捉えるためには、「冷静さ」がなにより大事。でも、実際には多くの人がパニックに陥り、間違った行動をとってしまいます。
ここでは、暴落時にやってはいけない3つのNG行動を紹介します。
NG① 感情にまかせて全売却
最もよくある失敗が「怖くて全部売ってしまう」という行動です。暴落時に資産が半減し、「もうこれ以上は耐えられない」と売却してしまうと、その後の回復相場に乗れなくなってしまいます。
売った直後に株価が戻る――これは投資あるあるの代表例です。
NG② 根拠のないナンピン買い
ナンピンとは、下がった株を買い増すことです。一見すると平均取得単価を下げられるメリットがありますが、企業の将来性を分析せずに「ただ安いから」という理由で買い増すのは危険です。
特に、倒産リスクのある企業や赤字続きの企業に対してのナンピンは、致命傷になることも。
NG③ SNSや噂に振り回される
暴落時は、不安をあおる情報がSNSやYouTubeに大量に出回ります。
「このまま株式市場は崩壊する!」
「現金化しないとヤバい!」
といった煽り投稿に流されて冷静さを失うと、本来持っていた投資方針がブレてしまいます。
情報の出所や信ぴょう性を見極め、自分の判断基準を持つことが大切です。

まずは慌てずに考えてみることが大切だね!
暴落時にやるべき行動とは?
「株の暴落はチャンス」とは言っても、ただ楽観的に構えているだけでは意味がありません。暴落時には冷静で戦略的な行動が必要です。
ここでは、実際に暴落が起きたときに取るべき行動を4つのステップで解説します。
ステップ①:感情を切り離し、まず現状を冷静に分析
暴落が起きたら、まず最初にやるべきは「落ち着くこと」です。
投資家の多くがパニックに陥っているときこそ、冷静さが最大の武器になります。
以下のポイントを確認しましょう。
- 下落の原因は何か?
→ 一時的なパニック(コロナ、地政学リスクなど)か、構造的な問題(経営悪化、業績悪化)かを見極める。 - 自分の投資先は本当に価値が下がっているのか?
→ 株価だけで判断せず、企業の財務や将来性に目を向けましょう。
ここで大事なのは、「株価が下がった=悪い銘柄」ではないという視点です。
ステップ②:一定のキャッシュポジションを持つ
暴落時に何もできないのは、現金が手元にないときです。
普段から投資資金のすべてを株にフルインベストしていると、暴落時に「今こそ買いたい!」と思っても、手元資金がなくて動けません。
理想は、投資資金の10〜30%程度は現金で保持しておくこと。これによって、暴落時に機動的に動くことができます。
ステップ③:積立投資は止めない。むしろ継続する
暴落時ほど、積立投資の真価が発揮されるタイミングです。
たとえばNISAで毎月3万円を積立していた場合、株価が半分になれば、買える投資信託の口数は2倍になります。
これは、暴落が将来のリターンを押し上げてくれるチャンスであるということです。
「下がったから積立を止めよう」ではなく、
「下がったからこそ積立を続けよう」が正解。
ステップ④:リスク許容度を見直す
暴落時に、「もう怖くて眠れない…」「資産が減るのがストレスでつらい」と感じるのであれば、それは現在の投資額やリスクの取り方が、自分の性格やライフステージに合っていない可能性があります。
リスク許容度の見直しは、以下のような要素で判断できます。
判断基準 | 目安 |
年齢 | 若い人ほどリスクを取れる(時間が味方になる) |
家計の状況 | 緊急資金(生活防衛費)に余裕があるか |
投資経験 | 初心者は少額から徐々にステップアップが安心 |
精神的余裕 | 含み損でも冷静でいられるか? |
必要に応じて、リスク資産と無リスク資産(現金、債券など)のバランスを調整しましょう。

暴落に備えて、何ができるかを色々と考えてみよう!
暴落から回復した実例を見てみよう
「本当に株は回復するの?」と不安になる方のために、過去の暴落とその後の回復の実例を紹介します。
◆ リーマンショック(2008年)
- 原因:米国発の金融危機。多くの銀行が破綻、世界的な信用収縮
- 日経平均:18,000円台 → 約7,000円台に暴落(-60%以上)
- その後:10年かけて回復し、2020年代には3万円台に到達
◆ コロナショック(2020年)
- 原因:新型コロナウイルスの世界的パンデミック
- 日経平均:24,000円 → 約16,000円まで下落(-30%以上)
- その後:半年〜1年で回復し、再び3万円超に上昇
◆ ITバブル崩壊(2000年)
- 原因:過熱したハイテク株ブームの反動
- ナスダック総合指数:5,000超 → 約1,000まで暴落
- その後:回復に10年以上かかったが、2020年代には15,000超へ
これらの実例からわかるのは、
- 暴落は一時的なものにすぎない
- 十分な時間をかけて保有すれば、回復と成長が期待できる
- 焦って売った人はその利益を逃している
ということです。

過去に合った暴落の事例を知っておけば、どれくらいのリスクを想定しておけば良いのかが分かるね
暴落時の注意点と落とし穴
暴落がチャンスになるとはいえ、何でも買えばいいわけではありません。以下のような注意点も頭に入れておきましょう。
◆ 倒産リスクのある個別株に注意
いくら株価が安くなっていても、その企業が赤字続きで財務が悪化していた場合は、倒産するリスクもあります。とくに中小型株は要注意。
→ 暴落時こそ「企業の中身をよく見る」ことが大切です。
◆ レバレッジ取引(信用・CFD)は慎重に
信用取引やCFD(差金決済取引)で暴落相場に挑むと、思わぬ損失が出るリスクがあります。価格が戻るまで耐えられなければ、強制ロスカットや追証の危険性も。
初心者は、現物取引(実際に株を買って持つ)に絞った方が安心です。
◆ 情報に流されすぎない
暴落時には、「市場崩壊」「大暴落は序章だ」などの過激な言説がSNSやYouTubeで飛び交います。
焦りや不安をあおる情報が多い中で、自分の判断軸をしっかり持つことが最重要です。

暴落している理由について、しっかりと見極めないとね!
まとめ:暴落をチャンスに変えられるのは、冷静な投資家だけ
暴落は、誰にとっても怖いものです。でも、その「恐怖の裏側にチャンスがある」ことを知っているかどうかで、投資の成果は大きく変わります。
最後に、この記事の要点をまとめます。
✅ 暴落がチャンスになる理由
- 優良株を割安で買える
- 将来のリターンが高くなる
- 積立投資の効果が最大化される
✅ 暴落時にやるべきこと
- 感情を切り離し、冷静に分析
- キャッシュを確保して買い場に備える
- 積立は止めずに継続
- リスク許容度を再確認
✅ 注意点
- 倒産リスクのある企業は避ける
- レバレッジは慎重に
- SNSの煽りに流されない
暴落時に資産を減らすか、資産を増やすチャンスとするかは、あなたの判断と行動次第です。
“恐怖をチャンスに変えられる投資家”になることこそが、資産形成への近道ですよ。

暴落しても慌てないように、事前に備えておきましょう!
それでは、今回の内容は以上となります!
今回も読んでいただき、ありがとうございました!!
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