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こんにちは、りらくです!
最近、「FIRE(早期リタイア)」という言葉をよく耳にしませんか?

20代で資産1億円!FIRE達成しました!

配当金だけで暮らしてます!
そんな夢のような投稿をSNSで見て、うらやましく感じた人も多いのではないでしょうか?
でも、ちょっと立ち止まって考えてみましょう。

FIREした人って、本当に幸せなんだろうか?

自分も目指すべきものなのか?
今回は、そんな疑問をもつあなたのために、
- FIREの本当のメリット
- よくある誤解
- 幸せに暮らすために必要な視点
を、ひとつずつ丁寧に解説していきます。
目次
そもそもFIREとは?基礎からわかりやすく解説
FIREとは、「Financial Independence, Retire Early」の略。
日本語にすると「経済的に自立して、早期リタイアする」という意味です。
🔸 つまりどういうこと?
FIREを目指す人たちは、通常の定年(60歳〜65歳)を待たずに、
- 資産運用(株式・不動産など)
- 配当金や家賃収入
- 副業やネットビジネス
などで得た収入で生活費をまかない、「働かなくても生きていける状態」をつくります。
🔸 FIREには4つのタイプがある
タイプ | 特徴 | 向いている人 |
Fat FIRE | 高収入を活かして贅沢な暮らしを維持したままリタイア | 収入が多く支出も高めの人 |
Lean FIRE | 最小限の支出でシンプルな生活をする | 節約が得意でミニマリスト志向の人 |
Barista FIRE | 基本生活費は資産運用で補い、足りない分を軽い労働でカバー | 働くのが苦でなく、ゆるく生きたい人 |
Coast FIRE | 若いうちに種銭をつくり、その後は資産運用に任せて最低限働く | 早期リタイアより「安心感」がほしい人 |

資産収入で働き方を自由に選べるのがFIREの魅力だね!
FIREで得られる「経済的自由」の本当のメリット
FIREにはさまざまなタイプがありますが、共通するのは「お金に縛られずに、自分らしい生き方を選べる状態をつくる」こと。
ここでは、FIREがもたらす具体的なメリットを深掘りしていきます。
✅ ① 時間の自由を手に入れられる
もっとも大きなメリットは、なんといっても「時間の自由」。
たとえば…
- 朝は目覚ましなしで自然に起きる
- 平日に混んでいないカフェでゆっくり読書
- 好きなタイミングで旅行に行ける
- 子どもの学校行事にも100%参加
こうした生活が実現できるのは、「会社に縛られず、誰かの都合で動く必要がない」からです。
FIREは、時間を自分のものに戻してくれる生き方なのです。
✅ ② 精神的な余裕が生まれる
多くの人が「お金のために働く」プレッシャーの中で日々を過ごしています。
- 毎月の生活費の支払いに追われる
- 収入がなくなったらどうしようという不安
- イヤな仕事でも辞められない現実
FIREを達成すると、こうした不安から解放されます。
- 仮に嫌なことがあっても「辞める」という選択肢がある
- お金のために“ガマン”する必要がなくなる
- 気持ちに余裕があるから、人間関係もラクになる
「やらなければいけない」から「やってもいい」へ。
この切り替えが、FIRE後の最大の変化かもしれません。
✅ ③ 本当にやりたいことに集中できる
お金の心配を手放せたら、「やりたいこと」にエネルギーを注げます。
たとえば…
- 書きたかった小説を本気で執筆する
- 地元のNPO活動に参加する
- 農業を学んで田舎暮らしを始める
- 海外で語学留学にチャレンジする
FIREは、「人生を自分で選び直すためのチャンス」でもあるのです。
✅ ④ 家族との時間が増える
FIREを達成した多くの人が実感するのが「家族との時間の豊かさ」。
✔ 毎日の送り迎え
✔ 夕食を一緒にとる時間
✔ 土日もずっと一緒にいられる安心感
働いていた頃には当たり前に犠牲にしていた「かけがえのない時間」。
FIREによって、それを取り戻すことができるのです。

お金に余裕が出ることで、時間を自由に使うことができるんだね
よくある誤解①|FIRE=一生働かない生活?
「FIREしたら、一生のんびりして暮らせるんでしょ?」
このイメージ、実は大きな誤解です。
🔹 実際のFIRE実践者は、意外と“働いている”
SNSでは「完全リタイア」の成功例が目立ちますが、現実には…
- 趣味を活かした副業をする人
- 自分でビジネスを始める人
- パートタイムで気楽に働く人
- YouTubeやブログで情報発信する人
など、「あえて働いている」人が多数います。
しかも、彼らはそれを“楽しんで”やっています。
🔹 なぜ働くのか?3つの理由
- 社会とのつながりがなくなると孤独になるから
→ 誰とも話さない生活は想像以上にツラい。 - 暇すぎる生活は逆にストレスになるから
→ 時間はあるのに、することがないのは地獄。 - 人は「成長」や「達成感」を感じたい生き物だから
→ 自分の力で誰かに貢献できたとき、幸福度はグッと上がります。
🔹 「働かなくてもいいけど働く」自由
FIREは「働かない自由」ではなく、「働くかどうかを選べる自由」。
これは、今の日本社会ではかなり貴重です。
- 嫌な仕事を無理に続けなくていい
- 好きなタイミングで働き始められる
- 好きなことを“仕事にする”選択もできる
FIREとは、働く・働かないの“選択肢”を手に入れることなのです。

せっかくなら、自分がやりたいと思える仕事をしたいよね
よくある誤解②|FIREすれば自動的に幸せになれる?
「FIRE=幸せな人生のゴール」と思っているなら、ちょっと待ってください。
FIRE後の生活には、意外な落とし穴もあります。
🔸 FIRE達成者が語る「FIRE後の悩み」
いざリタイアしたあと、こんな声がよく聞かれます:
- 「毎日が同じで張り合いがない…」
- 「誰とも話さないから、孤独感がすごい」
- 「FIREしても、何のために生きてるのかわからない」
- 「将来の医療費や老後資金がやっぱり不安」
FIREは「働かなくてもいい状態」ではあっても、
心の充実や人生の意味を保証してくれるものではないのです。
🔸 FIREは「自由時間が増える」だけ
実際にFIREで得られるのは、時間的・経済的な自由だけ。
でもその「自由」をどう使うかを考えておかないと、
- 暇すぎて無気力になる
- 目標を見失って自己肯定感が下がる
- 結局「働いてた方が楽しかった」となる
なんてことも、珍しくありません。
🔸 FIREで満たせないものもある
人間の幸せには、「経済的自由」だけでなく、以下のような要素が関わってきます。
- 人間関係のつながり
- 成長や達成感
- 他人に必要とされる感覚
- 毎日のちょっとした刺激
FIREはこうした“内面的な充実”までは提供してくれないのです。
🔹 本当に大事なのは「FIRE後の生き方」
だからこそ、FIREを目指すなら「その後どう生きるか」を真剣に考える必要があります。
- 自分は何に喜びを感じる人間なのか?
- 何をしているときが一番ワクワクするのか?
- 人生のどんな瞬間に「生きててよかった」と思えるのか?
FIREを「ゴール」にしてしまうと、その後の人生が空っぽになってしまいます。

FIRE後に何をやりたいのか、これも考えておく必要があるね
FIREを目指す前に考えたい3つのこと
FIREは、たしかに魅力的なライフスタイルです。
でも「FIREさえ達成すれば人生安泰!」と突っ走ってしまうと、あとから「こんなはずじゃなかった…」となることも。
だからこそ、FIREを本気で目指す前に、じっくり考えておきたい3つの視点をご紹介します。
① あなたにとって「豊かさ」とは何か?
まず、FIREに限らず大切なのは、あなたにとっての“豊かさ”の定義を明確にすること。
🔸 人によって豊かさのかたちは違う
- 年収3,000万円でも、ストレスフルな仕事に追われている人
- 月10万円で質素だけど、毎日好きなことをして生きている人
どちらが「豊か」かは、人それぞれです。
🔸 FIREの手前に「幸せ」があるとは限らない
「FIREを目指して、毎日節約と我慢ばかり」
「生活費を切り詰めて、好きなことが何もできない」
…この状態が10年続いたら、本当に幸せでしょうか?
重要なのは、「FIRE後にどう生きたいか」をベースに、自分の「幸せな状態=豊かさ」を定義することです。
🔸 自分に問いかけてみよう
- 今の生活で何を改善したい?
- 時間・お金・人間関係で何にストレスを感じている?
- 理想の1日を想像したとき、どんなふうに過ごしていたい?
こういった「理想の暮らし像」が見えたとき、FIREが本当に必要なのかも自然と見えてきます。

本当に自分はFIREを望んでいるのか、考えてみよう
② FIRE後の生活を“具体的”にイメージできているか?
「FIREしたら自由になれる」と思いがちですが、実際には「その自由をどう使うか」が問われます。
🔸 FIRE後の生活が“ぼんやり”していないか?
たとえば…
- 朝は何時に起きる?
- 日中は何をしている?
- 誰と関わり、どんな場所で過ごす?
- 趣味や学び、社会との接点はどう保つ?
こうしたことを、細かく具体的に想像できるかどうかがポイントです。
🔸 FIRE後の“やりたいことリスト”を持っていますか?
「FIREしたらやってみたいこと」を10個書いてみましょう。
・世界一周旅行
・語学を学び直す
・農業体験
・本を出版
・好きなジャンルの仕事に挑戦 など
やりたいことが出てこない場合は、「まだFIREするタイミングではない」のかもしれません。
🔸 FIRE後に後悔しないためのチェック項目
チェックポイント | ✅できてる? |
生活費の見積もりが正確にできている | □ |
非労働収入の柱が複数ある | □ |
社会的なつながりを維持する方法がある | □ |
暇になったときの過ごし方がイメージできている | □ |
新しい挑戦や学びの計画がある | □ |
これらがしっかりしていれば、FIRE後もブレにくくなります。

お金と時間が自由になった後にやりたいことを考えるのは大切だね!
③ いきなり完全FIREじゃなくていい
実は、完全FIREを目指さなくても、人生の自由度は上げられます。
🔸 たとえば「サイドFIRE」や「Coast FIRE」も立派な選択肢
スタイル | 内容 |
Barista FIRE | 資産収入+軽い仕事で生活するスタイル |
Coast FIRE | 若いうちに投資し、資産が育つのを待ちながらゆるく働く |
サイドFIRE | 副業やブログ収入などで生活費の一部をカバーする |
“いきなり1億円貯めて完全リタイア”は非現実的でも、
“小さな経済的自由”を手に入れることは可能です。
🔸 こんな“小さな自由”から始めてみよう
- 月5万円の配当収入で家賃の一部をまかなう
- 副業で月3万円稼いで“生活費の足し”に
- 平日午前だけ働き、午後は趣味に使う
こうした「プチFIRE生活」を体験するだけでも、人生の満足度はかなり変わります。
🔸 サイドFIREのメリット
- いきなり資産1億円は不要
- 社会とのつながりを維持できる
- 精神的にも金銭的にもバランスがとれる
- 完全FIRE後の“予行演習”にもなる
まずは「FIREを一度に目指す」のではなく、段階的に自由を増やす方が現実的でおすすめです。

自由度は完全FIREより下がるけど、社会的繋がりなどはコチラの方がありそうだね!
まとめ|「FIREありき」ではなく「自分ありき」で考えよう
FIREという選択肢が増えてきた今、大事なのは「FIREすべきか?」ではなく、「自分にとっての幸せな生き方は何か?」を軸に考えることです。
- FIREがあなたにとって本当に必要か?
- その手前に“今すぐできる自由”はないか?
- FIRE後の人生設計まで見えているか?
これらをしっかり考えてから動くことで、後悔のない人生を歩むことができます。
FIREはたしかに魅力的です。
でもそれは「幸せのゴール」ではなく、「自分らしく生きるための手段」にすぎません。
大切なのは、FIREをして何をしたいか?
そこを明確にしないまま突っ走ると、「働かなくていいのに、毎日がつまらない…」という状態になってしまいます。
FIREの本質は、「お金の自由」ではなく「生き方の自由」。
その自由をどう使うかが、あなたの人生を決めるのです。

自由を手に入れた後に何をやりたいのか、考えてみましょう!
それでは、今回の内容は以上となります!
今回も読んでいただき、ありがとうございました!!
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